2014年3月3日月曜日

サヨナラではなく

なんて言ったらいいかな
天真爛漫
でも繊細で
そしてとても明るい
お客さんがいる
おねえさんと、呼んでる

久しぶりにきてくれたと思ったら
悲しそうに

大好きな人が亡くなったから
花束作って。

と、言われた

いつも笑ってるお姉さんが
悲しそうだった
だから真っ白じゃなくて
淡いかわいい紫入れませんか?
と、提案した。
そしたら
パッと明るい顔で
あ!その人ね、紫がとても好きだったの!
と、言ってくれた

故人の好きな色を入れて
そして
春らしい
小さな白い小花も入れた
天国へいってらっしゃい
またね
の、気持ちをこめて


お姉さんと話しながら花束を作っていたら、いつのまにか2人で号泣。

花も
色も
季節も
想いも
それぞれの思い出と重なっていくもの

おねえさんは
やっぱり明るくて
赤くなった目を細めて
ニコっとして
花束を抱えて

泣きたかったんだ!
ありがとう!
また来る!

と、言って
手をふって店を出ていった

きっとサヨナラではない
ずっと一緒なのだと
思う




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