かっんかん照りの日に
木を地植えすることが
あまりよくないこと
少しガーデニングをした人なら
容易にわかること
ましてや
花屋のわたしは
怖いとすら
思う
けど
出会ってしまった
大きな
大きな2.5メートルはあろう
枝ぶりもすごいオリーブの木
な。
最初に見つけたとき
この一文字しか
言葉が出なかった
えーー!
しかも
これほどの高さ大きさなら
安くても五万はするしろもの
なのに半額以下という格安
わたしはすぐに
卸屋のおじちゃんに詰め寄った
なんでこんなに安いのか
そしたら
名前がないからだよ
と言われた
確かに品種の名前がない
そして
やはり
それにこんな真夏に
根付くかわからない危険性があるからね
とひとこと。
確かに。
なあなあ
連れて帰ってや
なあなあ
オリーブの声が聞こえる
何回も葉っぱを触る
あんたこの暑さいけるか?
うーーーーーーーーん
悩む
オリーブの前を行ったり来たりするわたしに
見かねておじちゃんは
予約札貼っててあげるから
またこんんど来たときに決めな
と言ってくれた
こんだけ悩んだのに
後日何も悩まず
あっさり連れて帰った
おいでおいで
でもこの子はかなり重かった
車には乗せられず
おじちゃんに乗せてもらった
店について
車からおろすのも一苦労
ぬおおおおおおおおおおおお
ものすごい声を一人で出して
車からおろす
重すぎる
しかしまだ店の前の置けそうなとこまで
あと数歩・・・
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
一生分の太い声を出して
なんとか店の前におく
やばい
ほんと
きれい
おもい
もうちょっとがんばってや
と葉っぱを触る
さ。
オリーブの夏の行方
や
いかに
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